尿・一般検査

尿検査はもちろん、便、髄液検査、穿刺液検査、精液検査まで<br>
検査に関する試験範囲の大部分をカバーしています。出版年も新しいです。

尿の外観、試験紙法、尿沈渣、尿細管上皮の種類、異型細胞と反応性尿細管上皮の違いの写真など、初歩から詳しい解説まで載ってます。おススメです。

検査だけでなく疾患についても学びたい方にはこちら。定番ですね!

尿沈渣について

医学検査2017 尿沈渣特集のPDFファイルがとっても詳しくてオススメです。
http://www.jamt.or.jp/books/asset/pdf/jstage_sample.pdf

疾患と尿検査、とくに尿沈渣との関係について詳しく載っています。疾患ごとに尿沈渣の写真も載っています。糸球体腎炎やネフローゼ症候群など、疾患との関係は尿沈渣を見る上で重要です。この本で勉強することをオススメします。

医師目線で書かれた尿検査の本です。検査技師目線じゃないところがいい!「低カリウム血症を見たら尿をみろ」とか当たり前なんですけれど、「医師目線、患者を治療するためにはそうなのか!」と思わず頷いてしまうことがいっぱいの本です。尿定性中心に書いてあり、髄液についても触れてあります。
初心者からベテランまで一度は目を通しておいて損はない一冊です。


*尿細管上皮と尿路上皮の私の覚え方をご紹介します。

尿細管上皮は恥ずかしがり屋尿路上皮は目立ちたがり屋のカメラ目線と覚えます。

各上皮の核を目に例えるとします。

   無染色 Sternheimer染色  その他特徴
尿細管上皮  核は絶対見えない やっと小さな核が見える。
核がない(後ろ向き?)もある。 
鋸歯型とかごみっぽい。自己主張弱すぎ。
塩類とか上に何か乗っていることもある。 
尿路上皮  核がバッチリ見える。
こっち向いてカメラ目線。
2核もある。
もちろん核見える。 自己主張強いため、あまり重ならない。
カテーテル尿ではシート状で固まって出現。
あくまでもカメラ目線。


尿沈渣検査を始めるとき、私はこの本で勉強しました。私はこの本が好き~。特に回腸導管術について(腸粘膜上皮)についてはこちらの説明の方がいいと思います。細胞の説明も丁寧です。本の装丁もこしっかりしています。サイズも昔懐かしB5サイズなところも持ち運びに便利。今でも沈渣の説明する時にはこの本を使っています。


尿検査全般についてはこちらもおすすめです。2018年5月発行の新しい本です。



2016年10月に新版が出ました。ポケットマニュアルなので、持ち運びに便利な所がいいですね。写真問題が不安な方は、こちらの問題を練習で解く事をオススメします。旧版と前半の説明部分はほぼ同じですが、新版は写真が増えました。この本の「ツリガネワムシ」が、認定一般検査技師の問題に出題されてました。ビルハルツ住血吸虫みたいにしっぽがあったので、私は間違えました。実際の尿沈渣でツリガネワムシなんて滅多に出ないので、チラリと見ておくといいかも。


問題形式になっています。試験を受ける方、写真問題が不安な方はこちらをオススメします。

髄液検査について

髄液検査のバイブルです。検査法はもちろん、写真や疾患についても詳しく載っています。

体腔液検査について

体腔液の画像問題が心配な方はこちらがおすすめ。病理の内容もありますが、出版年が2019年9月と最新版です。


体腔液検査ではこちらの本がおすすめ。詳しく書いてあります。尿検査についても書いてあります。
ラプンツェルみたいな名前だけど、全米でベストセラーだそうです。


ブルンツェルの本は古いので、新しい体腔液の本だったら、こちらがオススメ。写真&解説が丁寧です。
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