今さらトルコ旅行記


2日目



◆起床、朝食
 モーニングコールは4時15分。7時の飛行機に
乗らなければいけないので、この時間に起きないと
間に合いません。
 トランクの準備をして朝食へ。
簡単な朝食だけど、おいしかったです。



◆イスタンブールからガジアンテップヘ
 ホテルからイスタンブールの空港へ。搭乗時間まで
時間があったので、空港のお土産屋さんを覗きました。
買い物する気はなかったのですが、飛行機の中で
折った折り紙をあげたら、ナザールボンジュックの
ブレスレットをもらいました。わ〜い、ラッキ〜(^o^)。

 左の写真は飛行機の前に並べられた
みんなのトランク。一列に整列してなんだか
かわいかったので撮ってしまいました。


 飛行機の窓から撮った写真です。
 イスタンブールからガジアンテップまでは
だいたい一時間半くらい。
ガジアンテップまで行く日本人というのは
相当珍しいらしく、隣のトルコのおにーさんに
「何しに行くんだ?」と不思議そうに訪ねられた。
 ふふふ、ひ・み・つなのよ(笑)♪

 ゴツゴツした岩の合間に見えるのは
どうやらユーフラテス河らしい。
トルコのおにーさんが教えてくれた。


◆バス移動
 ガジアンテップに到着後、バスにてマラティアへ。
どうやら4時間くらいかかるらしい。
途中にお昼休憩を入れながらの移動。
 窓の外から見えるのはきれいに整列した
ビスタチオの木。
 トルコの奥地まで来たと思いました。







 同じくビスタチオの木?
 遠くに見える大地はシリアの方面になるらしいです。
シリアですよシリア。世界史なんかでよく
「○○軍シリア遠征」なんて聞きませんでした?
外国にきたんだなぁ〜と思いました。
気分はもはや世界の車窓から。頭の中に
ちゃっらちゃっちゃちゃcたらららら〜ら〜♪
という音楽がリフレインします。
電車じゃなくてバスだけどね(^^ゞ。


◆ユーフラテス河で休憩
 ガジアンテップから2時間ほどたってからでしょうか。
ユーフラテス河に到着。もちろん河には入れないけど
ちょこっと休憩。世界四大文明に出てくる河ですよ!
 トルコ名はフラート河。長さ2815q。西アジア、
トルコ、シリア、イラクを流れる西アジア大河で、
ティグリス河流域とともにメソポタミア文明の
発祥地となる河です

 こんなところまで来ちゃったんだ!
わたしってすご〜い! 勝手に感動してました。
ツアーのみんなも感動してたみたい。





 これは友人のカメラで撮ったユーフラテス河
なのですが、すっごい青がきれいですよね。
空と同じ、いいえ空より真っ青で感動でしたね〜。


バス移動〜肥沃な三日月地帯?
 バスで移動していくと、今度は一面茶色の大地が
広がります。ツアーの仲間の中で、
「このあたりが、メソポタミア文明に出てくる
肥沃な三日月地帯なのかも」と言っている人が
いました。『肥沃な三日月地帯』聞いたことは
あるが、あまりよく覚えてないかも。
 だって、理系だも〜ん。
(↑こういうときだけ逃げる・笑)






 で、帰国後調べました!
 『肥沃な三日月地帯』
 オリエントの大部分は乾燥地帯で、不毛の砂漠や
草原が広がっている。しかし、ペルシャ湾から
チグリス・ユーフラテス河のメソポタミア、シリア、
パレスチナに至る地帯は水と肥沃な土壌に恵まれ、
世界最古の文明都市が成立した。その形が三日月に
似ているところから、肥沃な三日月地帯と
呼ばれるようになった。(教科書より)

 でも肥沃だったのは昔の話で、今はあんまり肥沃
ではないとか? 詳しいことはわかりません。


←手作り地図です


◆昼食〜シャンルウルファの街
 ここのお昼は……ボリューム万点……過ぎた。
 まずは右側の赤いスープ状のもの。
これはザクロ風味のスープ状サラダで、
少し変わった味をしておりました。
 その上にあるステンレス素材のボールに入った
白い液体は、「アイラン」というヨーグルトに水と塩を
加えてかき混ぜた飲み物。おいしいんだけど、
写真見ても分かるとおり、すごい量。
もちろん一人分です。
これで顔を洗えってか?っていうくらい大量。
 左側の楕円形のお皿に乗っている黒っぽいものは
焼いたナスです。間にお肉が挟まっているんだけど、
これらを分解してパンを薄く伸ばしたクレープ状の皮に
巻き寿司の要領で巻いて食べるんです。
もちろんこの写真の一皿が一人前。
とてもじゃないけど食べられなかった。
おいしかったんだけどね〜。


◆アスランテペ(マラティア)到着
 日も傾きかけた頃、アスランテペという遺跡のある
マラティアという街にやっと到着。
 遺跡の入り口でにっこり笑ってピース。
 着いたのは遅かったけど、おかげで夕日に輝く遺跡を
見ることができました


2021年アスランテぺが世界遺産になりましたね。
この当時はアスランテぺが世界遺産に認定されるなんて
1ミリも思いませんでした。本当にビックリ!キックり!(笑)


 アスランはトルコ語で獅子、ライオン。
テペは日本語でてっぺん、または丘という意味。
アスランテペはあわせると「ライオンの丘」という
意味になるんですね。
 テペの名のとおり、遺跡は草ぼーぼー、
石がごつごつ、山あり谷ありの緑に囲まれた
丘の上にありました。
 まだまだ発掘中の遺跡なので、
箱が転がっています。
 で、一体この遺跡は何の目的で見に来たのか
というと、そもそもこのツアーは、紀元前13世紀頃に
トルコ中央部で栄えたヒッタイト帝国という遺跡を
追うツアーなんです。
 このアスランテペ(マラティア)は、
新ヒッタイト帝国が栄えた都市なのです。
 ヒッタイト帝国は、紀元前1200年頃海の民の
侵入によって滅びてしまうのですが、
生き残った人々が南東部に逃げて作った国が
新ヒッタイトになるんです。
 新ヒッタイトには他にもカルケミシュ、ジンジルリ、
マラティア、カラテペなどの小都市が
他にもあるのですが、マニアになるので
このへんでやめておきます(笑)。
 すごい崖っぷち。
「崖に寄らないでくださ〜い。危ないです!」
添乗員さんが叫んでいました。
 うん、確かに危なかった。
 積み上がった石は城壁らしいです。
 新ヒッタイトの町は城壁で囲まれ、
行政や宗教上の大事な建物は、
一番高い場所にあったそうです。
 遠くの夕焼けがきれい。
スキを見て箱に近づきパシャリ!


◆ホテルへ 
 トルコでマラティアといえば有名な
アプリコット(あんず)の産地。
 マラティアの石灰質の土壌と、
夏の高い気温は、アプリコットの栽培に
適しているそうです。そして冬の寒さと
乾いた空気が、おいしい干しあんずを
作りあげるとか。
 ホテル通称アプリコットホテルと
呼ばれるアプリコットずくしのホテル
でした。
 ホテルに到着するとロビーには
アプリコットジュースのサービスが
ありましたよ〜。

 ベッドカバーもアプリコットでした。
 ホテルのアメニティグッズもアプリコットのオレンジを
基調としたもので、すごくかわいいの〜。
設備もまあまあだったし、もう一回泊まってもいいな。
ホテルの名前はALTIN KAYISI MALATYA
(アルティン カイシ マラティア)。
マラティアにお越しの際は是非宿泊を!
(遠いけどね)。


◆スーパーへお買い物
 ホテルの目の前に大型のスーパーマーケットが
ありました。夕食後、みんなでお買い物にレッツゴー!
 マラティアに東洋人の集団はかなり珍しいらしく、
現地の人々からは「外国人だぁ……」的な視線で
見つめられていました。
 12、3歳のすごくかわいい女の子にも
話し掛けられたんだけど、英語が通じなくて
会話にならなかった……残念。
 イスタンブールよりもずっとここのほうが安いと
わかっていたので、お土産分のチャイなど色々
買いました。(トルコ語の絵本:ブレーメンの音楽隊、
薔薇ノート、薔薇ジャム、干しあんず、チョコなど)
詳しくはおみやげ編で。


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