***7号続き***

 ネッチー&ナッキーのおばさま友情同盟に対抗して、ラムセス&カイルの男の友情同盟が結ばれることとなった。
そんな決心も束の間、早くもネッチーの魔の手が…。
 ユーリとラムセスは、国家反逆罪で捕らわれることになってしまった。そうとなったら、助けてくれる人はこの人しかいない!
手を組んだばかりのカイルである。愛するユーリのため、愛するラムセスのため…おっとちがった(笑)。
両皇太后失脚のための協力者であるラムセスを助けるのはカイルしかいない。
「ラムセスとユーリが大変だ! 梅干食べてすっぱまんだ。ちょっと電話ボックスに入って着替えてくる」
 カイルはキックリにそう言うと、王宮の一番近くにある電話ボックスにスーパーマンの衣装を持って、
着替えに行ってしまった。
 電話ボックスから出てきたカイル。赤いマントに、筋肉質の体にフィットしたスーパーマンコスプレがお似合いだ。
「よし! キックリ。これからエジプトまでひとっ飛び、ラムセスとユーリを助けに行ってくる。
なぁ〜に、ネッチーなんざ私のロケットパンチで一撃だ!」
「行ってらっしゃいませ。カイル様。くれぐれも飛行機にはお気をつけて」
「ああ、いってくるぞ!」
「そうそう、リュイに愛してるよと伝えておいてください」
「おう! まかしとけ!」
 まだまだ、リュイとラブラブなキックリであった。

 飛行機にもぶつからずに無事にエジプトに着いたカイル。早速、ラムセスとユーリを助けに向かった。
ラムセスとユーリは、王太后ネッチーの宮の牢屋に捕らわれの身であった。なんと牢屋の前には、3つの頭と羽を持った
キングギドラが…。(ネッチーとナッキーとウルヒの頭を持ったキングギドラね)名づけて『ウルナキネッチー』とでも呼んでおこう。
カイルの前に立ちはだかった。
「むむむ、天河3代悪役は一つの怪物に・・・。これは手ごわいぞ!」
 そう思うと早くも、スーパーマンカイルに向かって、ネッチーが火を吹いた。すかさずカイルは背負ってきた消火器で火を消した。
「火の用心、火の用心」
 とカイルは唱えている。
 次は、ナキアが黒い水を口から水鉄砲のごとく、カイル向かって吐き出した。
 カイルの衣装に、ナッキーの黒い水が…。それもナッキーの唾液つき……。でも大丈夫、ちゃーんとスーパーマンカイルの
コスプレは、防水加工してあったから♪
「水は大切に。節水、節水」
 とカイルはまた独り言のように唱えていた。
 次なる攻撃は、ウルヒのおすべらかし金髪攻撃。ぐるぐるとウルヒ金髪がカイルの体に絡まってゆく。
「うぐぐ」
 さすがにこれにはカイルも苦しそうだ。だが、スーパーヒーローカイルは負けない。懐から、手芸用はさみを取り出し、
ザクザクウルヒの金髪を切っていった。
「うわああああ」
 命よりも大事な金髪を切られてしまいウルヒはボロボロと泣いている。
「ああ、いつも持ち歩いている、ソーイングセットが役に立ったな」
 カイル呟いた。
 ふと気づくと、キングギドラ『ウルナキネッチー』は喧嘩をしているではありませんか!?
 どうやら、今後の自分達の利害が一致しなくて喧嘩しているようだ。ウルヒ、ナキア、ネッチーの首はぐるぐると絡み合い、
ついには、結び目が出来てしまい身動きの取れない状態に…。仲間割れが自爆に導いたようだ。
「ラムセス、ユーリ! 待たせたな! スーパーマンカイルが助けに来たぞ!」
「ありがとうカイル」
「恩に切るぜ、ムルシリ!」
 早くも色男同盟は役に立った。これからも、ラムセスとカイルの『友情』を続けてほしいものだ!
 『愛情』に変わらない程度に(笑)


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な、なんかとんでもない続きパロになってしまった…。まあ、いいか。
それよりもラムセスとカイルが手を組むなんて。なんだかす・て・き♪ もう、それ一言ですね。
今後が楽しみです。
篠原先生、薔薇の植え替えをするそそうで…。本編に(欄外だけど)『薔薇』(それもしっかり漢字)が登場してしまうなんて
嬉しいです。本屋さんでまず、少コミを立ち読みしたとき、『薔薇』文字を見たときに笑ってしまいました。
(きっと私だけじゃないはず!)
ユーリの決め台詞言ってるバックにも薔薇あったし。
薔薇は天河を盛り上げているひとつかしら? バキッ!!( -_-)=○()゜O゜)アウッ!