13号続き


 ラムセス2世に嫁ぐ直前に、マリパスと逃げ出したユーリ・ナプテラ。
代わりに同じヒッタイト皇女であるエイミが身代わりに嫁ぐことになった。
東に向かってユーリとマリパス歩みだした。


ねね 「薔薇ムセスの曾孫とユーリの孫が相思相愛に。ラムセス、薔薇ムセスよかったねぇ。
およよよよよ」
薔薇ムセス 「何泣いてるんだ? お前?」
ねね 「想いがとうとう叶ったと、ねねは喜んでいるんだよ。それにマリパスはルサファにも
ちょっと似てる。本編の最後の最後で命を落としたルサファとユーリが
結ばれたような錯覚にも……。およよよよよ」
薔薇ムセス 「年とると涙もろくなるもんな。ねねも年取ったよな」
ねね 「うるさい! それより、ねねは本当の最終回を記念して、こんなもの作ったの。
天河相関図ゥ〜!」
薔薇ムセス 「うわっ! お前、暇だな!」
ねね 「うふふふふ〜♪ 天河トルコツアーに行く復習の一環なの」
薔薇ムセス 「やっぱり行くのか……暇な社会人め。他の参加者と原作者さまに迷惑かけないようにな」
ねね 「はぁ〜やくコイコイ、9月27日ィ〜♪」
薔薇ムセス 「それより続きパロはどうした?」
ねね 「へ?」
薔薇ムセス 「続きパロだよ、番外編最終回続きパロ。今までやってきたんだからやるんだろ?」
ねね 「ぱれぴれぽれ〜」
薔薇ムセス 「最後なんだから書け!」
ねね 「ぴ・ぽ・ぱ(@_@)」



***

 ユーリとマリパスは、東に向かって歩みだした、
皇女の身分も、王子の身分も捨てて、昇る日に向かって行ったのである。
 旅路の途中、ユーリを我が物にできてご機嫌なマリパスは
花歌を口ずさみだした。
 こんな歌である。

 ♪およげたいやきくんのメロディで♪

 まいにち まいにち 僕らはエジプトの
 うえで 焼かれて 蜂蜜色さ
 ある朝 俺は 王のホレムヘブと
 ケンカして 砂漠に 逃げ込んだのさ

 は・じ・め・て 踊った 砂の上
 とっても きもちが いいもんだ
 背中の 薔薇カゴ おもいけど
 砂漠は ひろいぜ こころがはずむ
 ももいろサボテン てをふって
 ぼくの 踊りを ながめていたよ

「何……その歌……」
 ユーリ・ナプテラは眉間に皺をよせて不思議そうな声でたずねる。
「曾じいさんから教えてもらった、およげ薔薇ムセスくんっていう歌さ」
「曾じいさんって、マリパスが尊敬してるっていう、ラムセス1世?」
「そうだ、在位は短かったけど、自信の力でファラオの椅子を勝ち取った
誇り高きファラオだ!」
 マリパスは自信満々に言った。
「誇り高きファラオが、そんな歌歌うの……?」
「ああ、す薔薇らしい歌だろう!」
「う……ん、よくわからないけど、素晴らしいかしら?」
「ユーリ、素晴らしいんじゃない、す薔薇らしいんだ。薔薇だぞ、薔薇!」
「薔薇……」
 
 勢いでマリパスと一緒に来ちゃったけど、道を誤ったんじゃないか……
ユーリ・ナプテラの心の片隅をそんな思いがよぎった。

 東へ、東へ――
 シルクロードに乗って果てしなく東に進むとその先には……

 ユーリ・ナプテラの祖母の故郷、日本が待っているのでありました。
 2人が日本へ辿り着けるよう、コミックスの外側から祈りましょう!
(最後の最後まで、意味不明ですみません)



***
 エイミちゃんがラムセス2世に嫁いだんですね。ユーリ・ナプテラは
いいけど、エイミちゃんはどうなるの? って思いが霞めるけど、
まあ選んだ道だし、主人公はハッピーエンドでよかったのかな?
逃げていないで向かっていく精神力も大切だけど、たまには、逃げることも
必要だなって思う瞬間ありません? そう思ってハイOK!

 最後の最後まで色々と楽しませて頂きました。
篠原先生、素敵な作品をありがとうございます。
すみません、天河ツアー、行きます!(爆)
行きたくても行けない方の分も、旅行記作るからねっ!




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