師走の年賀状!!
BYトモミ



 
 もう1年も終わろうとしている師走の月…、
王宮では各国への年賀状に執念を燃やしていた。
執務室ではカイルをはじめユーリ、書道師範のイル君も珍しくあせっていた。
「くそ〜!!間に合わない!!イル?あとどれくらいだ??」
「はっ!あと残りはエジプトだけです。もちろんファラオであるホレムヘブ王、
ラムセス将軍…」
 イルは残りの年賀状をカイルの机に運んだ。
「何!?ラムセスにもか!?」
 カイルは驚きを隠せないようであった。
「はい、なんせ和平条約も結びましたし、ユーリ様もお世話になり、
それに次のファラオはラムセス将軍ですし…」
「まだまだ先の話ではないか!?」
 カイルはラムセスに年賀状を送るのに納得いかないようであった。
しかも、スゴイことに2人とも口も動いていたが手も動いていた。
しかたなくカイルは納得がいかないままラムセス用のハガキを手に取った。
来年の干支である馬の絵もラムセス用と分かると雑になってしまい、まるでロバである…。
「う〜ん…??こんなもんか…」
 カイルは筆を置き一休みしていると横からイル君が絵の偵察にやってきた。
「失礼ですが陛下、それはロバでは??今年は馬ですよ馬」
 イル君は自分の描いた馬を見せながら得意気に言った。
「うるさい!分かっている!これは馬だ!」」
 イルに指摘され不機嫌になってしまったようである。
「イル!私は少し休憩するぞ!」
 そういってカイルは部屋を出て行こうとした。
「陛下!おまちを!まだホレムヘブ王の馬の絵が描けておりません」
 必死にイルが叫んだ。
「イル、休憩した後に描くから、別にいいじゃないか??」
「なりません!あと2時間以内にポストに投函しないと、お正月に届かないのです」
 イルも引き下がらない様子である。
「別にお正月に届かなくてもいいではないか?」
 カイルにとって年賀状とはどうでもいいものなのである。
「いいですか陛下??年賀状とは古来より新年の挨拶としてですね・・・」
 またイルの長い説明がはじまってしまったようである。
 こんなことで年賀状の投函時間は大丈夫なのだろうか…。

みんなの年賀状広場☆★

カイル ロバの絵になっている(本人は馬のつもり)
ユーリ 近代的にデジカメでアスランと自分を撮ってコピー
ラムセス もちろん!薔薇です!!馬の変わりにラクダを描いてます。
年賀状をあぶると薔薇の香りが…!?
イル 筆で馬を美しく描いております。(色は墨汁)
ミッタン タコ焼きで鏡モチを描いている(アオノリつき!)
カッシュ ウルスラの髪に墨汁つけて馬の絵を描いている
キックリ・リュイ・シャラ キックリが真中でサイドに2人がピッタリくっついている絵
ナキア ウルヒの髪を1本づつ抜いてハガキに馬の刺繍…(美しい…)
色つけはバラ色の水、白い水、黒い水でカラフルに!


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こんな年賀状が天河キャラから届いたら嬉しいですよね!
元旦早々元気が出そう!
BYねね



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