赤髪の白雪姫2次小説
白雪の嫉妬



2回目の城下デートに行くという設定にしてあります。



1.白雪の嫉妬  2.白雪が一番


1.白雪の嫉妬

「噂どおり、ものすごい美人だったな、ゼン」
「ああ。そうだな」
「謁見の間から出てくるのを垣間見ただけでしたけど、確かに綺麗な人でしたねぇ、主」
 今日は第二王子の元へ、クラリネス一の美人と噂をされる伯爵令嬢が謁見に来ていた。
黒髪の美しい、気品のある伯爵令嬢だという。そのため、宮廷中の男性陣は朝からそわそわしていた。
 この3人も例外ではない。
「本当に、目の保養だよな〜。黒髪も艶やかで本当に色っぽかった」
 ミツヒデが頬を赤らめ、ぼうっとしていた。
「そうだな、本当に」
 ゼンも嬉しそうに頷いている。謁見は終わり美人の伯爵令嬢は帰ったらしい。
控えの間でゼン、ミツヒデ、オビは美人の伯爵令嬢の話で盛り上がっていた。
「あれ、お嬢さんじゃないですか、いつの間に……」
「なんだ、白雪。いたのか」
 白雪は手に抱えていた薬学書をギュッと握りしめる。
何も言わずにゼン達に背を向けて控えの間から出て行った。
 白雪は薬室へ向かって廊下を速足で歩いてゆく。
 なんだ、いたのか……って。私なんてどうでもいい感じ……。呼ばれて行ったのに失礼しちゃう。
手に抱えている薬学書に更に力が入る。白雪は頬を膨らませながら王宮の廊下をずんずん進む。
明日は2回目のゼンとのデートだった。前回と同様に城下へ行く予定なので、
詳しい時間と待ち合わせ場所を決めたいからと、呼び出されてゼンの元へ行ったのだ。
それなのに、美人で噂の伯爵令嬢の話に夢中で、私がいるのに見向きもしないで……。
 白雪はイライラした。
 確かに、綺麗な人だった。すれ違いに白雪も噂の伯爵令嬢を見たのだ。
大きな黒い瞳に通った鼻筋。腰まである黒髪が艶やかで気品のある美人だった。
吸い込まれるような透明感があって、老若男女、誰が見ても美人と認識するであろう。
 男の人は……ゼンはああいう感じの美人が好きなのかな? 伯爵令嬢だし、ドレスも似合ってた。
 ゼンの后になる人は、もしかしたらああいう人なのかもしれない。
容姿端麗で身分もあり、王宮での振る舞いも心得ている。自分なんかとはまるで世界が違う人だ。
 白雪は俯き深くため息をつく。
 とりあえず薬室に戻ろう。仕事がまだ途中である。美人の伯爵令嬢のことをこれ以上考えていても仕方がない。
仕事に集中するのだ……。白雪は浮かない顔で薬室へ戻った。

***

「白雪、ちょっといい?」
「木々さん……」
 夕方。
 もう仕事が終わるというとき、木々が薬室を訊ねてきた。
「明日のことなんだけど、ゼンから伝言」
 白雪は木々から手紙を受け取る。中を見ると、明日の待ち合わせ場所と時間が書いてあった。ゼンの字だった。
「白雪、一度ゼンの所へ行ったみたいだけど、帰っちゃったっていうから届けに来たよ」
 白雪は無言で紙を見つめている。
 木々は白雪が浮かない顔をしていることに気づく。
楽しみにしているデートの約束のはずなのに、表情が暗い。笑顔がまったくないのだ。
「行くのやめようかな……」
 ポソリと白雪が呟く。
「え?」
「明日、行くのやめようかな」
「な、なんで? どうしたの白雪。具合でも悪いの?」
 白雪は赤い頭を左右に振った。
 予想外の返事に木々は目を丸くする。二人とも楽しみにしていたはずのデートである。
 何故、行くのをやめるなんて突然言い出すのだろう。体調が悪いわけではないようだ。
多分、ゼンか白雪か、どちらかの気持ちの上で何かあったのだろう。
先ほどゼンから待ち合わせの紙を渡されたときはニコニコだったから、きっと白雪の気持ちの方に何かあるのだ。
「どうしたの? 白雪。元気ないね。何かあった?」
 木々は優しくたずねる。白雪は何も言わずに俯いている。木々は何か言い出すまで暫く待ってみた。
「男の人って、やっぱり美人が好きなのかな……?」
「は?」
 これまた予想外の言葉に木々は1オクターブ高い声を上げる。なんで突然美人が出てくるのだろう?
「うーん、美人が嫌いっていう男の人はあまりいないと思うけど……」
 木々は曖昧な返事をする。
「そっか、やっぱりそうだよね」
 白雪が大きく溜息をつく。
「どうしたの? 白雪だって充分に美人……かわいいと思うけど、ゼンに言われない?」
「言われない」
 白雪は即答する。
 木々は心の中で溜息をつく。ゼンのことだ。
 頭の中では何百回も思っているが、白雪を目の前にすると照れて言えないのであろう。
「明日……やっぱり行くのやめようかな」
 白雪はゼンが書いた待ち合わせの紙を見つめる。
「ええっ! 白雪、ちょっと待った! 行こうよ。ゼンと城下。
ゼン、すごく楽しみにしてるよ。前々から約束してたんでしょ。仕事も休みだし行こう!」
 白雪は浮かない顔で木々を見つめる。何も言わない。
「明日、約束の時間に迎えに来るから、行こうね。城下!」
 木々はいつもより早口になる。まっすぐに白雪を見つめ、無理やり手を握る。
「う……ん」
 なんとか白雪を頷かせた。

***

 何? 一体何があった?
 木々は薬室を後にして考えた。
 ゼンに聞いてみようか……。いや、白雪が行きたくないってことを知ったらゼンのことだ。
寝込んでしまうくらい落ち込むかもしれない。ミツヒデ……うーん、ここはまずオビに相談しよう。
オビなら口も堅そうだし何か知っているかもしれない。
 木々はオビの姿を探した。

「お嬢さんが落ち込んでる?」
 木々はオビを捕まえて事情を話した。
「何かあった? 美人がなんとかって言ってたけど……」
「ああ、あれかな。噂の伯爵令嬢のことを話してるときにお嬢さんいたから……」
「それだ!」
 木々も噂の伯爵令嬢のことは聞いていた。
同じ年頃の美しい伯爵令嬢が、謁見に来ていることは知っていた。木々は他に用事があり同席していなかった。
「そういえば、お嬢さん。何も言わずに部屋から出て行っちゃったけど……あれって怒っていたんですかね……?」
「多分ね。確かに、ゼンが…好きな人が自分の前で他の女性を褒めていたら、いい気はしないものね……」
「そうですかねぇ〜、どんな美人が現れても主にとってはお嬢さんが一番だと思いますけど」
「そう思うんだけど、少なくとも白雪には伝わってないみたい。明日の城下デートも行きたくないって言い出して……」
 木々が溜息をつく。
「ええっ! お嬢さん、そんなに落ち込んでるんですか? だってお嬢さんも充分に美人! かわいい! うん、絶対にそうだ」
 オビが自信を持って頷く。
「そうは言ってくれないみたいよ、ゼンは……」
 木々は再び大きなため息をつく。
「主、お嬢さんに気の利いた言葉かけたことなさそうですしね……。
頭の中ではいつも思ってるくせに……」
 これだから不器用な王子様は困る。オビもつられて溜息をつく。
「明日、何も考えずまた美人の伯爵令嬢の話とかされても困るな……」
「主、何も気にせず、考えずに話し始めそうですよね、伯爵令嬢の話」
 木々が顎に手を添えて難しい顔になる。
「よし、これからゼンのところに行こう。一緒に来て、オビ!」
 木々はゼンの部屋へ向かって廊下を歩きだす。オビもその後ろをついて行く。
「何か言うんですか主に?」
「明日は美人の伯爵令嬢の話は出さない事。それと白雪に褒め言葉の一つでもかけるように釘を刺す!」
「面白そうですね! お供します。ところで木々嬢、今日も一段と綺麗ですよ!」
「オビに言われても嬉しくない!」
「じゃあ、誰に言われたら嬉しいんです?」
 木々は一瞬振り返る。意味ありげにクスリと笑ったかと思うと、すぐに向きを変え、速足で廊下を歩いてゆく。
「ちょっと……今の笑いは何ですか? 木々嬢……ねえ、木々嬢ってば!」
 オビは小走りで木々の後をついて行った。

***

 ゼンの執務室へ行くと、都合よく一人であった。ミツヒデはいない。
「ゼン、ちょっと明日のことで話があるんだけどいい?」
「なんだ? 木々?」
 ゼンは書棚に本を戻そうとしているところであった。壁一面の書棚の前で、木々たちを振り返る。
「主! お嬢さんにかわいいって言ったことあります?」
 木々より一歩大きく前に踏み出し、オビが先に質問を投げかける。
 ――バサリ
 突然の質問にゼンは書棚に戻そうとしていた本を落とす。
「な、なんなんだ急に」
 ゼンは本を拾うのも忘れて硬直する。顔は林檎のように真っ赤である。
「かわいいって言いたことあるの!?」
 木々も身体を乗り出す。二人の側近の顔が目の前に迫る。
「な、ないけど。それがどうかしたか……」
 ゼンは我に返り、真っ赤になりながら落とした本を拾う。
 オビと木々は顔を見合わす。付かず離れずの関係もいいが、もう少し進展してもいいかもしれない。
「いい、ゼン! 明日の城下デートで、最低一回は白雪にかわいいって言うこと。わかった?」
「な、何なんだ。お前ら、急に……」
 ゼンは更に顔を赤らめ、拾った本を再び落とす。
「どうせ、頭の中ではいつも思ってるんでしょ。たまにはお嬢さんに気の利いた言葉かけないと……嫌われますよ」
「うっ……」
 オビの言葉にゼンは息を詰まらす。
「それと、今日謁見に来た美人の伯爵令嬢の話はしないこと。
せっかくの二人きりのデートなんだから、白雪だけを見てね。約束よ」
 突然、側近二人に思いもかけないことを言われたゼン。彼の頭の中は?マークでいっぱいであった。


2.白雪が一番

 ――やっぱり来て良かった。
 白雪は心の奥底からそう思った。前日、木々に城下へ行きたくないなどと漏らしてしまったが、
待ち合わせ場所でゼンの笑顔を見るとその気持ちは吹き飛んだ。ゼンの笑顔を見ることができて、
この笑顔の隣にいることができて本当に幸せだと思った。ゼンもすごく楽しそうで、こちらまで嬉しい気持ちにさせられた。
 木々さんには心配かけちゃったな……そう思いながらゼンと並んで歩いていると、お互いの手の甲が触れた。
「あ、ごめん」
「ううん」
 短く会話を交わす。
 数メートル進んだところで、ゼンの指が白雪の手の中に滑り込んできた。ギュッと手を握る。
 白雪は驚いて彼の顔を見つめる。
「今日もこうして街を歩く」
 顔を赤らめたゼンが告げる。
「うん」
 白雪は優しく笑い頷いた。
 気になったお店を一緒に見たり、食べ歩きをしながら街を歩いていると、
ときどきゼンが何かを目で追っていることに気づいた。一体何を目で追っているのだろう? 
白雪は横目でそっと観察する。
 すると、ゼンの視線が前から来た同じ年の頃の女の子に移った。
通り過ぎる姿を目で追う。再び、また前から来た女の子を見つめている……。
今度はお店で売り子をしている女の子を見ていた。
 白雪はなんだか面白くない思いがした。隣に私がいるのにどうして他の女の子を見つめるのだろう。
昨日の美人の伯爵令嬢の話も再び頭をよぎる。
 思わず握りしめている手が緩んだ。小さく溜息をつき俯く。
「どうした白雪。なんだか元気がないな。疲れたのか?」
 赤い頭を左右に振る。ゼンは俯いている白雪の顔を覗き込む。
「うーん、本当に元気ないぞ。どこかで休もうか」
 夜は酒場、昼はお茶や軽食を出す店に入った。白雪は俯き静かに座っている。
 ――ああ、なんだか自分は嫉妬している。
 ゼンが他の女の子を見つめていることが嫌だった。自分だけを見て欲しいと思った。
美人の伯爵令嬢も、もしかしたらゼンはああいう人と結婚するのかもしれない。
そう考えると、胸が押しつぶされそうになった。ゼンにこちらを見ていて欲しい、独り占めしたいと思った。
自分の中にこんな気持ちがあるなんて知らなかった。これは嫉妬だ。そんな自分が嫌になった。
 白雪は、はぁ〜と大きく溜息をつき、顔を両手で覆う。
「ど、どうしたんだ。白雪。泣いてるのか?」
 突然の白雪の行動にゼンはうろたえる。まるで泣いているような仕草だった。
両手で顔を覆っているので表情を確認することができない。
「泣いてない」
 手の中から低い声がした。
 泣きたい気持ちではあったが、白雪は泣いてはいなかった。ゼンに顔を見られたくなかった。
 左右の席のお客からジロジロみられる。「何? 別れ話?」「彼女かわいそう」
などというひそひそ囁く声がゼンの耳に入ってくる。ゼンは居たたまれなくなり白雪の肩を叩く。
「外へ出よう」
 白雪を促し店の外へ出た。
 街中の大きな広場のあるところまで来た。中央に噴水があり、多くの人で賑わっていた。
噴水で遊ぶ子供、くつろぐ大人たち。噴水のまわりにお店も数件あり、様々な人が行き交う広場だった。
 ゼンと白雪は、広場の隅の方にある石段に腰かける。
「ごめんね、ゼン」
 白雪は俯いたまま謝った。
「……どうした?」
 ゼンは優しく声をかける。白雪は黙ったまま喋ろうとしない。ゼンはじっと待ってみることにした。
しばらくの沈黙の後、白雪が静かに喋りはじめた。
「私……嫉妬してるの」
 白雪が俯いたまま小さな声で喋り始める。
「は?」
「街を歩いているとき、ゼンってば女の子の姿を目で追ってる……。隣に私がいるのに……」
 ゼンの前でこんなことを言いたくなかった。でも、ゼンはクラリネスの王子だ。
お妃の他に何人恋人を持ってもおかしくないのだ。自分なんてゼンにとって小さな存在なのかもしれない。
「ええっ! 俺、そんなことしてたか? 女の子なんて見たか? 
ちらっとは見たけど目で追うまでは……いや、無意識のうちに……」
 ゼンは慌てて自分の行動を振り返る。「見てたかな? おかしいな?」などと宙を見つめながらブツブツと言っている。
「昨日の美人の伯爵令嬢も……。ゼンはああいう人がいいのかなって思って……」
 白雪は体育座りをしたまま膝に顔を埋める。
 もしも、あの美人の伯爵令嬢を妃に迎えるようなことになったら、
その妃にとって自分は邪魔者である。薬室……いや、王宮から追い出されてしまうかもしれない。
クラリネスにもいられなくなるだろう。白雪は泣きそうになるのをこらえる。
「なんだ、そんなことか」
「えっ?」
 白雪は顔を上げる。
「確かに、あの伯爵令嬢は美人だったが特に何も思わないぞ。
第一、結婚も決まっている令嬢だから白雪が心配するようなことは何もない」
「そうなの?」
「ああ、それに街で見てるのは女の子ばっかりじゃないぞ」
 ゼンは顔を赤らめながら、ゴホンと一つ咳をする。
 石段に座っていたゼンは立ち上がり、ゆっくりと広場を一周見渡す。そして最後に白雪をじっと見つめて大きく頷く。
「ど、どうしたの?」
 見つめられた白雪は動揺する。
「やっぱり白雪が一番だ。俺にとって一番かわいい」
「えっ?」
 白雪は突然のことに顔を赤らめる。
「確かに、街で色々な人は見てるよ。でも女の子ばっかりじゃないぞ。
気にならないと言ったら嘘になるけど……老若男女、城にはいない様々な人を見てるつもりだ」
「ゼン……」
「だから、白雪が心配するようなことは何もなくて、
ええと……いつも、かっ、かっ…かわいいと思ってるけど、言葉に出して言えなくて、その……」
 ゼンは地面の石畳を見つめながらブツブツと呟いていた。
最後のほうはあまりに小さい声で何を言っているのか分からなかったが、
必死に気持ちを伝えようとしてくれていることは分かった。
 白雪は心の中のもやもやしていたものが吹き飛び、胸が熱くなった。
 よかった。ちゃんとゼンは自分を見てくれていたのだ。
今回は少し、一人で考えすぎてしまったのかもしれない。
ゼンの隣にいられなくなることは考えるとすごく怖いことで、不安だけれども、信じる気持ちも失ってはいけないのだ。
今は前に進むしかない。そう思ったのだ。
「とにかく、約束は果たしたぞ……」
 ゼンは胸元で小さくガッツポーズをした。
「え? 何か言った?」
「いや、何も。何も言ってないぞ」
「そう?」
 白雪はニコリと笑った。ゼンはその優しい笑顔にドキリとする。
 ――今、この笑顔が一番かわいい。
 そう白雪に告げようと思い、横を見ると白雪もこちらを見ていた。恥ずかしくなって慌てて視線をそらす。
ゼンは茜色に染まってゆく空を見上げて言葉を飲み込む。やっぱりこれ以上言えなかった。
 二人の間に心地よい沈黙が続く。
「そろそろ帰ろうか。日暮れまでに帰らないとミツヒデさんや木々さんが心配する」
 白雪が立ち上がった。
 太陽は西に傾き、街の広場はうっすらとオレンジ色の夕焼けに染まっていた。
 白雪は石段から降りて前を歩く。ふわりと揺れる赤い髪が美しく、
夕焼けの中に溶け込むようで誰にも渡したくないと思った。気づいた時には後ろから抱きしめていた。
「ゼン?」
「やっぱり白雪がいい……。一番好きだ」
 赤い髪の中の耳元に告げてみた。オビや木々と約束したから告げたわけではない。
自分の意志で自然に出た言葉だった。
 白雪はゼンの手に自身の手を添える。気持ちが痛いほど伝わってきて手が震えてしまった。
腕の中でクルリと向きを変え、背伸びをしてゼンの耳元で囁く。
 ゼンは驚いたのか、小さな声で「えっ?」と言った。
 数秒の沈黙の後、腕の中にある白雪を起こし、両肩に手を添えた。
 白雪はゼンの顔が近づいてきたところでゆっくりと目を閉じる。更にゼンの顔が近づいた気配がした。

 オレンジ色に照らされた夕暮れの街広場に、優しくキスをする二人の姿が、長い長い影を作っていた。

♪おわり



 リクエスト作品です。嫉妬する白雪、いかがでしたでしょうか?(^-^) 
R18ではないけど、こんな感じもいいかな? と思ってます。私のこの妄想の光景が皆様にも伝わったら嬉しいです。
 女の人の嫉妬ってどんな感じかな〜と思ってネットで検索したら、うーん、重い感じ(+_+)。
白雪を重い感じにはしたくなかったので、顔を手で覆うシーンは泣いていないことにしました。
他にも「彼女の嫉妬」で検索しようとして文字を打ち込んだら「彼女の失踪」が引っかかってきて、
「ええっ! 彼女失踪しちゃうの? どういうこと?(゚Д゚;)」と色々調べてしまいました (笑)。

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