2018年新年企画
赤髪おみくじ




ゼン達一行は初詣に行っておみくじを引きます。
今回は会話形式で書いてみました〜。
お話の最後で赤髪キャラと同じおみくじが引けます。
是非、運試ししてみてください♪

ゼン「新年あけましておめでとう!」

全員「おめでとうございます!」

ゼン「初詣に来た記念に、みんなでおみくじを引こう!」

全員「はーい!」

誰が何のおみくじを引いたか、皆さんに投票して頂きました。


おみくじの運勢の順番は以下になります。

大吉→吉→中吉→小吉→凶

   
   

投票ありがとうございます。




みんなで一斉におみくじを引く。
ゼン、白雪、オビ、リュウ、木々、ミツヒデ6人は円陣を組んで、各々引いたおみくじを見つめていた。

オビ「主、おみくじ開けるのちょっと待った。一人ずつおみくじ開けてみませんか?って
もうお嬢さん、おみくじ開けちゃってますね……」

白雪「大吉だ! やったー!」

ゼン「おっ! 白雪、新年早々運がいいな。じゃあ白雪のおみくじから見てみよう」




白雪のおみくじ

大吉 
願事 大切な願いが叶う
待人  幸福な知らせを持って来る 
失物 簡単に出てくる 
旅行  南の方向が良い 
学問 全力を尽くせば良い結果に
恋愛  必ず良い結果に 

木々「すごい。大切な願いが叶うって。いいな、白雪」

ミツヒデ「待人が幸せな知らせを持ってきてくれるって最高だな」

ゼン「れ、恋愛は必ず良い結果にか……」

オビ「主、何、顔真っ赤にしているんですか。相手は主って決まっているわけじゃないですよ」

ゼン「な、なんだと!」

白雪「リリアスは北だけど、旅行は南の方がいいのか。
あと学問は全力を尽くせば良い結果が出るんだね。今年も頑張らないと!」

オビ「恋愛についてはスルーされましたね、主」

ゼン「うぐぐ!」

オビ「じゃあ、次。俺がおみくじ開けます!」



オビのおみくじ

 吉
願事 一つだけ叶う 
待人  遅いけど来る 
失物 高いところにあり 
旅行  旅先でサプライズ
学問 努力が実る 
恋愛  同性からも言い寄られる


オビ「吉か。まあまあかな?」

木々「願事が一つだけ叶うってなんか微妙じゃない?」

オビ「一つでも叶えばいいですよ。でもその一つがね……」

白雪「その一つの願事って何? オビ」

オビ「い、いえ。なんでもないです」

ミツヒデ「失物が高いところにあってもオビなら届くなら大丈夫だな」

オビ「恋愛、同性からも言い寄られるって……とうとう主から告白される日が……」

ゼン「告白なんてするか! 次のおみくじ行くぞ。次は木々だ!」


木々「…………」

ミツヒデ「どうした木々。無言で、ま、まさかおみくじの結果が悪かったのか?」

ゼン「少しは表情を変えてくれ、木々。まったくわからん」

白雪「おみくじどうだったんですか? 木々さん……って大吉じゃないですか!」

オビ「さすがは木々嬢!」


木々のおみくじ

 大吉
願事 予想以上に叶う
待人  必ず来る
失物 容易に出てくる
旅行  出発は吉日を選べ
学問 努力が実る 
恋愛  愛を捧げよ


白雪「願事は予想以上に叶うって!」

ゼン「木々の予想がどんなものかわからないから、どれだけ叶うかわからんな」

白雪「恋愛は愛を捧げよだって。誰に捧げるんですか? 木々さん!」

木々「…………」

オビ「そこはミツヒデの旦那でしょう!」

ミツヒデ「ええっ!」

ゼン「顔が真っ赤だぞ、ミツヒデ……」

ミツヒデ「つ、次のおみくじ行こう。次はリュウ!」


リュウのおみくじ

中吉 
願事 遅くとも必ず叶う
待人  粘り強く待て 
失物 低いところにあり
旅行  新しい靴で靴擦れする
学問 安心して勉学せよ 
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ゼン「リュウ、いたのか。今まで一言も喋らなかったから
これを見ている皆さんは、いないものだと思っていたぞ」

オビ「おみくじの投票やってたんだから、そりゃあいるでしょ」

ミツヒデ「リュウのおみくじは中吉だな。まあまあいい運勢じゃないか」

木々「失物は低いところにあるって、リュウでも届くね」

ゼン「いやいや、リュウは成長期なんだから、これからどんどん伸びるぞ」

白雪「恋愛は初恋が叶うかもだって、なんかかわいいね!」

リュウ「ど、どうも」

ゼン「リュウがやっと喋ったぞ!」




ミツヒデ「じゃあ次は俺だな。どれどれ」

白雪「ミツヒデさんは大吉引きそうですね」

オビ「そうですかね、大吉よりも大凶かもしれませんよ」

ミツヒデ「おい、オビ! 縁起でもないこと言うな!」

オビ「はいはい」

ミツヒデのおみくじ

小吉 
願事 苦あれど成る 
待人  遅けれど来る
失物 遅けれど出てくる 
旅行  北の方向がよし 
学問 努力を怠るな
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ミツヒデ「小吉。まあ、凶よりましか……」

オビ「まあ、旦那。たかが占いです。そんなに落ち込まないでください」

ミツヒデ「願事。苦あれど成るのか。苦しいのか……」

ゼン「おい、ミツヒデ。恋愛は恋のライバル現るだぞ。大丈夫か?」

みんな一斉に木々の方を見る。

木々「な、何なの?」

全員「いえ、なんでもないです」



ゼン「さて、最後は俺だな。大吉かな、吉かな……うぐっ!」

白雪「どうしたのゼン、変な顔して」

ミツヒデ「どれどれ、ゼンのおみくじは……」


ゼンのおみくじ
 凶
願事 本当の願いを見直してみよ
待人  たぶん来ない
失物 たぶん出てこない
旅行  東の方向がよし 
学問 充分に努力せよ
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オビ「ぎゃははは、主っ! 凶だってー! ははは!」

ゼン「笑うなっー! オビ!」

オビ「待人たぶん来ないし、失物も出てこない。ぎゃはははは!」

木々「願事も本当の願いを見直してみよだって。なんだかお説教されているみたいね」

ゼン「それよりも恋愛があきらめなさい……ショックだ」

木々「所詮、おみくじなんだから気にしない方がいいよ、ゼン」

ゼン「旅行は東の方角がいいのか……小吉のミツヒデは北の方角だな。
一緒に北東の方向にでも行くか、ミツヒデ」

ミツヒデ「ああ……」

白雪「別に無理に旅立たなくても……。凶のおみくじは木に結べば大丈夫だよ、ゼン。
凶の運勢を持ち帰らないで、神様と縁を結べるって意味があるからね」

ゼン「そうなのか。それなら結ぶぞ、この凶のおみくじを!」

ミツヒデ「俺も結ぶ。小吉だし」

ゼン「あれ? 白雪もおみくじ結ぶのか? せっかくの大吉なのに……」

白雪「うん。おみくじなんて今だけの運だし、大吉だからって浮かれちゃいけないしね。
気持ち引き締めるつもりでここに結ぶんだ」

ゼン「そうなのか。いいことを聞いた。
凶だからって慌てず焦らず、気持ちを引き締めていけばいいのか」

木々「私も結ぶ」

オビ「俺も!」

リュウ「僕も……」

一同、各々のおみくじを枝に結ぶ。

イザナ「なんだ、みんなで楽しそうだな」

ゼン「兄上!」

ミツヒデ、木々「イザナ陛下!」

イザナ「おみくじを結んでいるのか。私の分も結んでおいてくれ、ゼン」

ゼン「はぁ、兄上もおみくじを引いたんですね……」

イザナはゼンに折りたたんだおみくじを渡し去っていく。

オビ「イザナ陛下はどんな結果だったんでしょう?」

ゼン「見てみるか?」

ミツヒデ「うーん、おみくじを渡したってことは見てもいいものと解釈していいんだよな」

木々「うん、多分」

白雪「見てみよう! イザナ陛下のおみくじ!」


イザナのおみくじ

大吉 
願事 すべての願いが叶う
待人  速やかに来る 
失物 速やかに出てくる 
旅行  素晴らしい景色に出会う
学問 安心して勉学せよ 
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ミツヒデ「さすがはイザナ様。完璧なおみくじだ」

木々「すべての願いが叶うって本当にすごい」

白雪「恋愛も万人に好かれるってすごい。さすがは国王陛下」

リュウ「すごいですね」

オビ「やっぱり。国王陛下ともなると縁もついて回る……」

ゼン「うぐっ! オビ、それは俺に対する当てつけか?」

オビ「いいえ、主。そんなことないです」

白雪「ゼン、もうおみくじのことは忘れて! イザナ陛下のおみくじも、木に結ぶから!」

 白雪はゼンのおみくじの隣にイザナのおみくじを結びましたとさ。

♪おわり

さて、皆さんも運試し。
ねね’Sわーるどおみくじを引いてみましょう!




       

凶もあります。おみくじが気に入らなかったら何度でも引き直して下さい♪
ちなみに凶はおたのしみ福袋付きです。凶も是非開けて見て下さい。


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