「大変です! 今、王宮の門のところで女官が馬車にはねられて、大量出血しているんです!」
リュウが真っ青な顔をして薬室に入って来た。
「ええっ!」
薬室の空気が緊迫する。
部屋にいたガラク、八房、白雪、オビは緊張した表情でお互い視線を交わす。
「すぐに輸血が必要な状態なんです。誰か、輸血できる人を……」
リュウは薬室まで走ってきたのか、息を切らせていた。
「わかった、リュウ。じゃあ若くて健康な輸血可能者を探さないとね」
ガラクが椅子から立ち上がり部屋を見回す。
「薬室長! 私の血液使ってください!」
「俺のも!」
白雪とオビは腕を差し出す。
「うーん、血液型が適合するとも限らないし、もっとたくさんの輸血希望者を募らないといけないわね……」
ガラクは渋い顔をする。
「じゃあ、みんなに声をかけてきます、薬室長!」
「俺も! 探してきます」
白雪とオビは薬室の外へ飛び出した。
さて、あなたは宮廷検査技師です(笑)。
(そんな職業あるのかというツッコミはなしです)
ゼン、ミツヒデ、木々はもちろん、なんとイザナ陛下も輸血に協力してくれるといいます。
あなたがイメージする血液型を検査(投票)して下さい!
2016年12月7日〜16日 投票期間を設け、皆さんに投票して頂きました。
ご協力くださった方、本当にありがとうございます。
血液型検査の結果!
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