1月号

あらすじ 続きパロ 感想



【あらすじ】

 主人公は髪の長い高校二年の女の子、六花(りっか)。
修学旅行で六花の乗ったバスは崖から湖へと転落し、奇跡的に一人だけ助かります。
 事故後、学校に行った六花は部活(水泳部)に復帰します。
プールに飛び込むと、見覚えのない髪の長い女性が水の中にいました。
驚いてプールから上がると、人影はなく、一緒にいた友人たちも誰もいなかったと言います。
他にも事故以来、水に関しておかしなことが起こります。従兄の楪(ゆずる)は、
六花の背中に花びら型のアザが浮かび上がっているのを見つけたのでした。
 アザを見つけた翌日、六花は急に水が恋しくなります。
学校のプールに飛び込むと、水面で髪の長い女性が待っていました。
六花はそのとき、バス事故で自分が助かったのは湖の中で金色の種を飲まされ、
水の中で息ができるようになったことを思い出したのです。
髪の長い女性は種を返せと言います。彼女のの名前は「リッカ」。
六花と同じ名前でした。

詳しくはBetsucomiを読もうね! 今月号は
「闇パ」「海闇」「天河」「水に棲む花」の複製原画の全プレがありますよ。



【続きパロ】

まず最初に続きパロの定義を……

1.本編シリアスなのでギャグにする。
2.次号までに更新(可能な限り発売日更新)。
3.絶対に当たらない(笑)。



ついでに無理はしない。あまりがんばらない。今までちょっと?がんばりすぎたので
細く長く続けていこうと思います。もちろん篠原先生、Betsucomiも応援していきます♪
屈折したカタチですが(笑)。


***1月号続き***

 自分と同じ「リッカ」と名乗る黒髪の女性は、六花に「種を返せ」と言う。
現実的に考えるなら、事故から数日以上経っているわけだから、
種はすっかり消化して水洗トイレから下水道に流れて自然に帰っていると
思うのだが、そこは篠原先生の世界(笑)。きっと強酸の胃液にも負けず、
六花の胃袋でピロリ菌(胃潰瘍の原因になると言われる細菌。自ら
アルカリ物質を出して胃の中でも生きていける)と一緒に生き延びているのであろう。
「あの種は一体何なの?」
 六花はリッカに向かって叫ぶ。
「わたくしを見てどう思う?」
 目の前の自分と同じ名前の女性を見た。水面に何の不思議もなく立っている。
長い長い黒髪が放射状に水面に広がっていた。
 六花も最近の女子高生にしては髪は長いが、目の前のリッカはもっと長い。
髪の長さが気になった。
「その種はわたくしの毛生え薬。返してもらおう」
「はぁ?」
「種には髪を美しく、長く保つ成分が豊富に含んでいる。返してもらわねば困る」
 リッカは強引に手を差し出す。
「禿げたら困るのだ。返せ」
「あ、あの……。毛生え薬の種と、私がバス事故で助かったことには何の関係が……」
「知らん、次号を読め!」
 リッカは短く答える。
「じゃあ、背中の花びら型のアザは……」
「薔薇以外に興味はない!」
 六花の長い髪も、事故のとき湖の中で飲まされた金色の種のおかげなのか?
種を返さなかったらリッカは本当に禿げるのか。種を返したら六花が禿げてしまうのか。
金色の毛生え薬の行方はいかに? 全く想像できない次号、
こんな意味のない続きパロではなく、Betsucomi本編を読むことをオススメする(笑)。



【感想】

 久々の連載。それも長期だとか。篠原先生のまんがは、連載を毎号追って読むのが
大好きなんです。続きをまったく想像できないところがいいですよね。
(続きパロは論外として・笑)
 髪のなが〜いリッカさん。これからどう関係していくのでしょう。楽しみです。
 見開きの表紙もとっても綺麗ですね!絵の知識はまったくないので、よくわかりませんが
うっそうとした林か森の中に、時間が止まったかのように浮かぶ沼って感じが
して、小学校の頃、近所の林にあった河童が出るって噂されてた沼に似てて
思い出すわ〜(爆)。タイトルに水とつくだけあって、水のシーンが
たくさん出てますね。水って感じがして、水面がとってもきれい。
毎号応援していきますので、篠原先生、アシさん、担当さんがんばって下さいませ♪
                                       
                                     2003.12.14 ねね



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