キャサリンねねとダニエルまむの



3日目
フエ


ホイアン〜フエへ

ハイヴァン峠にて
後姿はオケツの美しいガイド(笑)
 6時起床。8時にホイアンのリゾート
ホテルを出発しました。
ホイアンからフエへは車で3時間。
たくさんのバイク・自転車が、車道いっぱいに広がり、
砂埃がもうもうと立ち上がる中、運転手さんの
荒い運転で車は進みます。
自転車はもちろんバイクもみんなノーヘル。
クラクションの音が絶えず鳴りひびいている
見ているこっちが怖くなってしまうベトナムの交通事情。
ガイドさんに「交通事故はおきないの?」と聞いたら
「よくおきます……」苦笑いが返って来ました(笑)。
途中、
見晴らしの良い
ハイヴァン峠で
休憩しました。
←峠とねね
→戦争のときに
使われた要塞
だそうです。
 ハイヴァン峠を降りた後、少し行った所で
休憩。小さなレストランでココナッツが
飲めるというので注文してみました。
確か5000ドン(約30〜40円)だったかな?
殆ど甘味もなくて、おいしい……とは
いえないかも。でも飲める程度。
ガイド「無理して飲まないで下さいね。
    お腹こわします」
ねね「えっ! もう全部飲んじゃった!」
ガイド「……(苦笑)」
やさしく笑いながらすぐに無口になるガイド。
やっぱりホモっぽい……。


昼食〜フエ宮廷料理
 昼食はフエの宮廷料理でした。
前日夜のベトナム料理と殆ど
同じでちょっと飽きが……。
お料理の見た目は写真のとおり
豪華なんだけどね〜。
ちなみに、ベトナムのパイナップルには
エビが入っているのです(嘘だよ・笑)


フォン川のクルージング
 お昼を食べてすぐ、クルージングに連れていかれました。川もあんまりキレイじゃないし、
なんと言っても船が……。日本の小さな釣り舟をきたなくしたような感じで、
一応、手漕ぎとかじゃなくてちゃんとモーターが付いているんだけど、
「これ大丈夫?沈まない?」思わずガイドに質問しちゃいました。
夫婦らしきおじちゃんとおばちゃんが船を動かし、おじちゃんは運転を、おばちゃんは
床下から土産物を出して商売をはじめました。日本語はもちろん、英語もできないらしく、
無口でそれも無表情で「ぬう〜」っとお土産物を私たちの顔に近づけます。
「買って!」とテレパシーを送りながら!(笑)。クルージング中、ずっと無表情。だけど
商売熱心でなんだか面白かった。

フエ
 ベトナム最後の王朝、阮(グエン)朝の都がおかれた町です(1802〜1945年)。
1993年ベトナム初の世界遺産に認定されました。ゆったりと流れるフォン川のほとりに
王宮、寺院、皇帝廟などが点在します。ベトナムの京都と言われるくらい
寺院などの建築物が多い町です。私たちがまわったのは、ティエンムー寺、トゥドゥック帝廟、
カイディン帝廟の3つでしたが、一日では周りきれないくらい沢山のみどころがあります。


ティエンムー寺
 フエのシンボルとも言われる七層八角形の塔です。
中には仏像が安置されています。
 ガイドと一緒に寺院を回っていると、ブルーの
古めかしい車がありました。
「この車は、仏さまが乗っていた車です」
 フエの知識は殆どなしに見学してしまったので
私たちはガイドの言葉をそのまま信じてしまいました。
「でえええええ! 仏さま! ホントにィ!」
「すげー、死人が乗ってたのかぁ〜」

「……?」
 ガイド数秒の沈黙後、「はあああああ!」と
突然声を上げる。
「間違えました! 
仏さまじゃなくてお坊さまです!
 仏様と坊さんじゃえらいちがいだよ(笑)。
でも、そんな間違いをするガイドがとってもかわいいの♪
 車はベトナム戦争中、寺の住職が政府に抗議する
ためにサイゴンまで乗っていったもので、住職さんと
やらは焼身自殺してしまったそうです。
上の写真の八角形の塔とは
違いますが、
こちらもティエンムー寺内
にあった塔です。
静かで落ち着いていて
きれいでしょー。
 真ん中の塔まで行って写真を撮りました。

「土が赤いぜ!いえ〜い!」
赤い土を見て興奮してしまい、
思わずポーズを決めて写真を
撮りました。
赤い土はトルコだけぢゃない?
(笑)


トゥドゥック帝廟
 トゥドゥック帝というのは当時の皇帝です。
きっと偉い人でしょう。でも勉強不足のため
詳しくはわかりません(爆)。
「彼には奥さんが20人くらいいたのですが
子供が一人もいませんでした」
 ガイドが言います。
「ふーん」

「皇帝は男の人が好きだったんです……
だから子供ができなかったんです。フフフ」

 うれしそっーに! ガイドが笑うんです
 や、やっぱりガイドはホモ???
 ねね&まむのガイドホモ疑惑。ますます拍車が
かかりますっ!(笑)
ホモ王の墓です……
 トゥドゥック帝廟で、靴を脱いで上がるところがありました。
ガイド「ここでは靴をはいて上がってください」
 ねね&まむあたりを見回す。
ねね「みんな脱いであがってるけど……、本当にはいたままでいいの?」
ガイド「はい、はいて上がってください」
まむ「みんな脱いでいるように見えるけど……」
ガイド「???はいてどうぞ」
ねね「いいのね、本当にはいたままでいいのね?

ダンッ!

 ねね靴をはいたまま堂々とはじめの一歩を踏み出す。

ガイド
「はぁあぁあぁあぁぁぁ(゜▽゜)」
 ガイド、日本語ともベトナム語ともわからぬ言語で叫び、よろめきました。
ねね「やっぱり、脱いで上がるんでしょ!」
ガイド「間違えました。靴は脱いで上がってください……」
まむ「やっぱそうだよねぇ」

 文章ではなかなか伝わらないかもしれないけど、このやりとり結構面白かったです。
ガイドも『はいて』と『脱いで』を間違え、そしてそれをそのまま行動してしまった
日本人に受けていました(笑)。

 王朝があった当時は、像の前に整列した
そうです。私たちも整列してみました!
(間だけど……)
 キレイでしょー。中には柱があって、
龍の模様などきれいに残っていました。
大和殿といわれる建物です。
皇帝の即位式が行われました。
瓦がオレンジ色に近い黄色でとっても
目を引きます。


カイディン帝廟
 ここもきれいな建物がいっぱい
あったんだけど、私もまむもフィルムが
きれてしまい、あまり写真が
撮れませんでした。
 1920〜1931年、12年かけて
つくられた西欧風の建物です。
 石の階段の手すりには龍が
刻まれ、上がったところには
馬、象、役人の石像がありました。
 中に入って、壁と天井です。
豪華絢爛、細かい細工、絵でいっぱいでした。
ホモ王……ではないのよ(笑)。
でもキンピカですごいでしょ!



フエのホテル〜サイゴン・モーリン

 部屋に入った途端、
「きゃー薔薇だわ!」
 カーテンもベッドも薔薇だったんです!
まるでねねを歓迎してくれるよう。
薔薇ベッドです。
すごいでしょー!




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