フィジー旅行記
3日目





桟橋にて。ネット更新用に俺で顔を隠す。
 3日目。セスナが9時に飛び立つ音で目が覚める。
今日は何の予定もなし。
だが挙式が明日なので日焼けするわけにもいかず
海には入れない。

「せっかくのいいお天気。海には入れないけど
アスランと一緒に撮影会に行こ〜♪」
日焼け止めをしっかり塗って婿殿を連れて
砂浜へかけだした。

 これからねねのおバカな撮影会がはじまるが、
なんとかみんなにも付き合ってもらおうと思う。
「やっぱり更新するためには変なポーズとらなきゃね!
とりゃっ!」

景色はいいが、ねねはやっぱり変だ。
「部屋の前でばんざ〜い!」
見えにくいかもしれないが、ねねの右手(向かって左手)
に俺が握られている。ああ、迷惑。
「今度はアスランでバランスとりよ」
部屋のベランダで(上の写真の2階)
ねねバランスをとる。
「肩乗りアスラン!」
ねねの肩に乗る。
「そうだ!」
ねね砂浜で突然大きな声を出す。
「明日の挙式で誓いのキスがあるから、
ねね練習するっ!」

「アスラン! ぶちゅ〜」

「ぎえええええ!何するんだ!
やめろ〜!」
「もう一回ぶちゅ〜ぅ〜」

「ひいいいい(T_T)」←ショックで声も出ない。

ああ、天河スペシャルボックスで、
海をバッグに唇を奪われたのは
俺だけであろう……。
「そーだそーだ!」
ねね、突然砂浜に俺を落とす。
「こうやって、砂かけて!」
砂を俺の足にかける。おい、何するんだ!
「ザナンザ皇子とユーリがナキアの兵士に
やられちゃったときのシーンの真似〜♪」
(天河コミックス7巻ラスト参照)

 穴があったらはいりたいじゃなくて
穴があったらねねを埋めたい!(BYアスラン)
 気を取り直して、こちらの写真は部屋の中。
部屋は二階建てのロフト風。
撮影会も終わり、日焼けをしないように
部屋の中でくつろぐことに。
こういうこともあろうかと思って日本から
持ってきた『あさきゆめみし全巻』を
ゴロゴロしながら読書するねね&ねね婿。
異国で和の世界。さすがねね&ねね婿、おかしい。
2階のクローゼットをちょっと開けてみよう。
明日のドレスとタキシードは部屋のクローゼットに
かけてある。
ねねがドレスを見るたび「薔薇ドレス、ス・テ・キ♪」
などと呟いているので
この辺でクローゼットは閉めようと思う。
閉める



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