アラジャ ホユック

宗教都市アリンナと推測されるアラジャホユックです。
ボアズカレ北35qの小さな村にある遺跡で、バスで約40分移動しました。
紀元前4000年頃から栄えた商業都市の遺跡層があり、
石器時代からヒッタイト帝国時代、フリギア時代の遺構が
積み重なって形成されています。


1935年から発掘されていて、
宮殿、王族の住居跡、城壁などが残ります。

ヤズルカヤは曇り空でしたが、
移動の間にちょっと青空が
見えてきました。

入り口は緩やかな傾斜になっていて、
一対のスフィンクス君が迎えてくれます。
ガイドブックで見たスフィンクス君と
全く同じだからこれも感動しました。
門の外壁はレプリカですが、神々のレリーフがありました。
雄牛を連れているテシュプ、その後ろにヘパト、門の内側には
双頭の鷲のレリーフもありました。
雄牛はテシュプの象徴動物だそうです。



入り口から撮ったアラジャホユック全景です。
私は事前に、大村幸弘先生の
「鉄を生み出した国 ヒッタイト帝国』
読んでいて、本の中に書いてあったことを
思い出しました。
作者がボアズカレ(ハットゥサ)から、
アラジャホユックまで歩けるか?という
試みをして、バスでも40分くらいかかるところを
自らの足で丸一日かけて辿り着いたという
内容が書いてありました。バスで40分の道のりって
すっごく長いんですよ。辿り着いたときに飲んだ
お水がおいしかったと書いてあったけど、
この暑い中、ハットゥサから歩いてくれば
さぞおいしいだろうと思いました。
そこのツアー参加者!(←呼びつけ?爆)、
読んでなかったらオススメよ〜。




私たちが腰掛けているのは、お墓と
推測されます。
こちらでは、13基の王族の墓が発見
されており、男性は武器と共に、女性は
装飾品とともに埋葬されていました。


宗教都市と推測されるアリンナ。
アリンナといえばハッティ族。
ここでは、3巻の
「ティト、あなたを天におくります!」
ごっこをしました。
添乗員さん、逃げちゃダメヨ……(笑)。
「次回のトルコツアーは小道具持参ね」
ティトを天に送りますごっこをして、鉄剣が
必要なことに気付きました。
写真はごっこをしてみるミアちゃんですが、
彼女はここでサングラスを落としてしまったようです。
「私の一部がアナトリアの大地に還ったと
思ってかきらめるわ……」
と、しぼんでいました(笑)。





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