***エジプトのちょっといい話***

〜薬指の指輪〜


 エジプト、古代、ピラミッド、象形文字にミイラ作り。
今日は私が学生時代に聞いたエジプトにまつわるちょっといい話をご紹介したいと思う。
 古代エジプトでファラオの来世復活を願って作られたミイラ。当時のミイラ技術は医療の向上に
活性化させるものであった。人体を解体することで解剖学が発展し、体のいろいろなことが
わかるようになったのである。
 現代と相違ない事実が数千年前のエジプトで発見されていたことも確かだが、
何せ日本昔話よりもずっと昔の紀元前のことである。間違いだってたくさんあったようである。
 その間違いの一つ、左手の薬指。
 ここは愛する人からもらった指輪をする場所である。これは古代エジプトが起源ということらしい。
 古代のミイラ作り職人はこう言った。

「人間の10本の指のうち、心臓とつながっている血管があるのは左手の薬指だけである」

 こんなミイラ職人の思い込みから、左手の薬指に婚約指輪をはめる習慣がはじまった。
 当時エジプトでは、心は心臓にあるとされていた。その「心」と唯一つながっているのは
左手の薬指。相手の心が薬指の指輪を通して自分の心に伝わると解釈されていたらしい。
本当は両手両足、どの指も心臓とつながっているのだ。そうでなければ栄養がいきわたらない。
 薬指だけが心臓とつながっているというのも、心が心臓にあるということも間違いである。
しかし、ラムセスの生きる世界で生じた誤りが、時代を超え、国境を超え、今日に受け継がれたのだ。
 それも心がつながるというロマンティックな形で。
「おお! さすがはラムセスの国、エジプト!」
 と感動してしまったのは私だけであろうか?

 ちなみに、この話をしてくれた先生は
「数千年前の間違いが現代にも受け継がれている。よくない事だ!」
 と怒っていました。(笑)


ご存知の方、たくさんいらしゃったかしら? 知ってたらゴメン。