ラムセス
 (新郎新婦共通友人)

     隔離席
ねね
(司会・笑)
 ユーリパパ
 (新婦父)
 ユーリママ
 (新婦母)
 鞠枝
 (新婦姉)
 詠美
 (新婦妹)

   新婦親族席
 シュッピルリウマ
 (天国より新郎父)
 ヒンティ
 (天国より新郎母)
 ザナンザ
 (新郎弟)
 ジュダ
 (新郎弟)

   新郎新族席
 クルク
 (カタパ市長子息)
 ティト
 (天国より新婦友人)
 タハルカ
 (エレファンティナ住民)


 脇役の皆さん席
 ネフェルティティ
 (エジプト王太合)
 ホレムヘブ
 (エジプト王)
 黒太子
 (元ミタンニ皇太子)
 ナディア
 (黒太子夫人)

 エライ皆さん席
 リュイ
 (新婦友人)
 シャラ
 (新婦友人)
 ウルスラ
 (新婦友人)
 氷室君
 (新婦友人?)

  新婦友人席
 カッシュ
 (戦車隊長)
 ルサファ
 (近衛副長官)
 ミッタンナムワ
 (歩兵隊長)
 キックリ
 (新郎幼馴染)

 新郎従属席
ハディ
(媒酌人婦人)
ユーリ
(新婦)
カイル
(新郎)
イル
(媒酌人)




                高砂
天河結婚式



(ヒッタイト王家、鈴木家 座席表…大爆)




                               














                                                                       























目次

1.新郎新婦入場
2.余興
3.ユーリからの手紙



1.新郎新婦入場

司会:「本日はヒッタイト王家、鈴木家の披露宴にお集まり頂き、
    まことにありがとうございます。これより、イル=バーニ、ハディご夫妻
   (一体いつから夫妻に…)のご媒酌で両家の披露宴を始めたいと思います。
    ふつつかながら、司会は天河パロを書かせたら日本一!(大爆)のねねが勤めさせて頂きます。

 パチパチパチ(拍手)

 司会:「では、新郎新婦の入場です。皆様、盛大なる拍手でお迎え下さい!
     2人はこの日をどんなに待ち望んだことでしょう。義母ナキアの妨害にも負けず、
     新郎カイルさんは、晴れてユーリさんを妻に…いえ、ヒッタイト帝国のタワナアンナに!
     2人がこれから幸せな人生を歩んで行くように、きっとヒッタイト帝国の民にも
     幸せが訪れることでしょう! さあ、そんな素晴らしい国を収める2人が今、
     幸せの頂点とも言われる高砂の席へとつこうとしています!」

 ラムセス:「ユーリ! キレイだぜ! ひゅーひゅーっ!」
 
 隔離席のラムセスは、テーブルの上に立って、一眼レフの高級カメラ(MADE IN JAPAN)で
 ユーリのウエディングドレス姿を収めようとしていた。


 司会:「隔離席のラムセスさん! 写真を撮るのは自由ですが、テーブルの上に
     立ってもらっては困ります!」

 披露宴の進行全ては、司会にかかっていると言っても過言ではない。司会はすぐにラムセスに
 イエローカードを渡した。


 司会:「ラムセスさん。イエローカード5枚で退場です。気をつけて下さい!」

 ホレムヘブ:「全く、恥さらしなやつだ…」
 
 ホレムヘブは同じエジプト人だと思うと、穴がなくても掘って入りたい気分だった。

 司会:「では、ご媒酌人、イル=バーニさんから、新郎新婦のご紹介をしていただきたいと思います」

 ガチガチに緊張したイルは、たどたどしい口調で、新郎新婦の馴れ初めを語り始めた。

 イル=バーニ:「新郎カイルさんは、紀元前13世紀、ヒッタイト帝国、シュッピルリウマ1世の
         第3皇子として生まれ、心身ともに健康に育ちました。ヒッタイト寺子屋、
         ヒッタイトかもめ第三中学校、国立ヒッタイト軍事学校を優秀な成績で…、
         まあ、この私には及びませんが…おっとこれは余談ですな! はっはっは!
         優秀な成績で卒業後、国の軍事をまとめ、近衛隊長に就任なさいました。
         その翌年には、ヒッタイト帝国皇太子、まもなくヒッタイト帝国皇帝に即位なさいました。
         そんな新郎カイルさんを傍らで助けていたのが、新婦ユーリさんです。
         ユーリさんは、1980年12月の日本で生まれ、明けの明星小学校、宵の明星中学校を
         体育のみ優秀な成績で卒業し、高校入学を控える身でこの紀元前13世紀に連れて
         こられてしまいました。勿論お分かりだと思いますが、ユーリさんは中卒です。
         まもなくカイルさんの側室としてかくまわれるようになり、やがて2人は愛し合うように…。
         ユーリさんはカイルさんにとっても、ヒッタイト帝国にとっても
         なくてはならない大事な人になってしまったのです。ユーリさんもこの世界に残ると
         決心をし、やっとの思いでタワナアンナに…。中卒で、学歴がないのはちょっと…と
         思いますが、このイル=バーニも、カイルさんとユーリさんの結婚には涙が出る
         思いであります。2人の幸せがヒッタイト帝国の幸せにも繋がるのです。
         本当におめでとうございますっ!」

 イル=バーニ、歓喜のあまり涙をこぼす。

 司会:「イル=バーニ様、ありがとうございます。今日は、新婦のユーリさんが20世紀の方であるということ
     もあり、ご家族やご友人が、遥々20世紀日本から沢山いらしております。(ホントに遥々だな…)
     20世紀からいらした皆さん! ヒッタイトには20世紀にはない素晴らしい自然があります。
     赤い河にカッパドキアの奇岩群に見渡す限りの赤い大地、ちょっと足を伸ばせば、エジプトの
     ピラミッドも…。どうぞ、せっかく紀元前13世紀にいらしたのですから、
     お暇を見て観光も楽しんで行って下さい」

 20世紀から来たユーリの家族、また氷室が司会に向かって頭を下げる。

 司会:「では、来賓の方から、新郎新婦にお祝いの言葉を頂こうと思います。エジプト王の
     ホレムヘブ様。お願い致します」

 ゴホン! と席を一つして、マイクのある場所にまで行った。

 ホレムヘブ「えー、あー、カイルさん、ユーリさん、あー、ご結婚おめでとうございます。
       この度はー、えー、お招き頂きありがとうございます。あー、これを機に、わがエジプトと
       外交を深めて行きたいと願っておりまする。えー、それからー、鉄の輸出も
       もう少し多めにと要求したく思います。あー、とにかくおめでとうございます。
       カイルさん、ユーリさんご両親のお喜びも、あー、察するでござる」

 さすがはホレムヘブオヤジ。えー、あー、とオジさんらしい話し方だ。

 司会:「ホレムヘブさん、ありがとうございます。引き続き、元ミタンニ帝国王女で、
     元エジプト王太合であられますネフェルティティさま。お祝いの言葉をお願いします」

 ネフェルティティ:「ユーリ、若いときの私のほうがお主などよりずっと綺麗じゃ!」

 自分のことしか考えていないネフェルティティ、らしいスピーチといえば
 ネフェルティティらしいスピーチである。ユーリは「いつものことだ」と思いながら
 笑って過ごした。


 司会:「では、次は乾杯です。乾杯の音頭を前々ヒッタイト帝国皇帝であられます
     シュッピルリウマ様。お願いします」

 シャンパンの栓が開けられ、テーブルにあったグラスに各々シャンパンが注がれる。
 シュッピリリウマはグラスを持ち、前に出た。


 シュッピリリウマ:「カイルよ! 結婚おめでとう。私のように、悪妻を貰わず済んだようで
           何よりである。新婦が中卒というのは気になるが…とにかく乾杯!」

 乾杯後、フルコースのフランス料理が出され、出席者は料理を堪能していた。
 しばらくすると、新郎新婦はお色直しのために一回退場した。



2.余興

司会:「ご歓談中失礼します。新郎新婦のお色直しが整いました。皆様、入り口のほうをご覧下さい。
    ユーリさんは真っ白なウエディングドレス。まるで、ユーリさんの心をそのまま
    表わしているかのような白です。そんなユーリさんの真っ白な心を射止めたカイルさん。
    カイルさんもまた、タキシードがよくお似合いです。洋服の○山もびっくりでしょう!
    どうぞ皆様、盛大なる拍手でお出迎え下さい」

(そういえば…お色直し前に何着ていたか書くの忘れたわ…。ユーリ打ち掛けに、
カイル袴、ということにしておいて下さい♪)



  パチパチパチ(拍手)
  カイル、ユーリ席に付く。


 司会:「どうぞ、ユーリさんカイルさんの素晴らしいお姿をカメラを、お持ちの皆様は
     お収め下さい。前のほうへどうぞ!」

 司会が言い終わる前に、ラムセスはカメラを持って我先に新郎新婦の前へ出た。

 ラムセス:「ユーリ! こっちを見て笑ってくれ! 俺のデジカメに向かって微笑んでくれー!
       ユーリの笑顔をPCに取りこんでデスクトップの壁紙にするんだー!」

 勿論、ラムセスが撮っているのはユーリ一人。カイルなんて全く無視である。
 変態ラムセスをぶん殴りたい衝動に駈られたが、披露宴という晴れの舞台では、
 さすがのユーリも大人しくしていなきゃならない。目じりを引きつらせながら、
 ラムセスのデジカメに向かって笑いかけた。カイルもいつもだったら、ラムセスをつまみ出す
 のだが、ユーリを自他ともに我が手に収めることが出来たと思うと、ラムセスのバカなど
 どうだって良かったようだ。

 司会:「さあ! 次は新郎新婦をよく知っている方からのお祝いのスピーチです。
     まずは、新郎カイルさんの弟さんに当たられる、ザナンザ殿下。前の方へどうぞ!
     
ザナンザ殿下はわざわざこの日のために、遥々、天国からいらっしゃってくれました。
     
きっと素晴らしいスピーチをしてくれることでしょう!」

 ザナンザ、緊張した面持ちで前のマイクのある所まで出る。

 
ザナンザ:「兄上、ユーリ、ご結婚おめでとう! この日が来ることを、ヒッタイトの民は勿論のこと、
       ヒッタイト幾千の神々を喜んでいることと思います。
       私は、兄上とずっと一緒に育ちました。私の実の母が亡くなって以来、兄上の母上である
       ヒンティ様が、カイル兄上と同様に育ててくれたのです。私の覚えている兄上は
       賢くって、スポーツ万能で、カッコよくって…。幼少の頃、どんなに兄上が羨ましかった
       ことでしょう。羨ましいと同時に、私はそんな兄上が自慢でもありました。
       弟である私によく勉強も教えてくれましたし、剣の相手もしてもらってよき兄であり、  
       また、よき私の目標でもありました。『いつか兄上みたくなってやる!』そう思いながら
       毎日を過ごしていたことを覚えています。
       ただ…、おねしょ布団を取りかえられたり、昼寝をしているときに髭を書かれたことなどの
       少々のイジワルを抜かせば、兄上はとても素晴らしい兄上でした。
       どうぞこれから、ミントのように爽やかで、レモンのようにフレッシュで、
       ピーチのようにあまーい家庭を築いてください。どうぞ、末永くお幸せに。
       天国から見守っています」

  パチパチパチ(拍手)

 司会:「ザナンザ殿下、ありがとうございます。カイルさんでもおねしょはしていたんですね。
     なんだか親近感を覚えてしまいました。さあ、つぎは新婦の元恋人…じゃなかった
     友人であります氷室さん。どうぞ前の方へ!」

 氷室はトボトボと席を立ち、マイクの前に立った。

 氷室:「夕梨…結婚おめでとう…。夕梨が結婚してしまうと思うと胸がいっぱいで…。
     もう涙が……」

 氷室、その場で泣き出す。

 氷室:「コミックス1巻で、お前が水溜りの中に引き込まれて以来…、どんなに探したことか……。
     誘拐されたんじゃないか? 何か事件に巻き込まれたんじゃないか? と
     町には『鈴木夕梨捜索本部』まで出来たんだ。俺はユーリと最後にいた人物だから、
     何かと警察には疑われるし……、どんなに辛かったことか…。
     とにかく、無事で生きていたと言うだけで安心した。夕梨が他の男のもとに嫁ぐのは
     悲しいけど、警察の疑いも晴れたし…。夕梨! お前の家の斜向かいの魚屋の靖子ちゃん覚えてるか?
     俺は今、靖子ちゃんと付き合っているんだ。俺も夕梨のことは忘れて、
     靖子ちゃんと幸せになるから、どうか古代でカイル=ムニエルとやらと仲良くやってくれ!」

 氷室はため息をつきながら自分の席に戻った。

 司会:「氷室さん、ありがとうございました。では、次は新郎新婦をお祝いしての余興です。
     まずは新婦の友人であり、また良き姉代わりでもあるハディ、リュイ、シャラの
     アリンナの3姉妹による素晴らしい歌の披露です。どうぞ、お願いします!」

 3姉妹はピンクのお揃いのミニスカートを履いて、ワイヤレスのマイクを持って登場した。
 

 
ハディ:「アリンナのキャンデーズとも呼ばれる3姉妹とは私達のこと!
      さあ、カイル様とユーリ様を祝って、歌うわよー!」

 ハディは、媒酌人あったこともすっかりわすれて、キャンディーズメドレーをノリノリで歌い出した。
 勿論、リュイ、シャラもハディに合わせて、一生懸命歌っている。


 リュイ、シャラ:「じゃあ次は、私達2人でウインクやりまーす♪」

 無表情でウインクの「愛が止まらない」を歌い出すリュイ、シャラ。会場は大受けである。
 (年バレる?笑)


 リュイ、シャラ:「じゃあ、続けて、パフィもやりまーす♪」
 
 双子はジーンズにチビTシャツに着替えて、振付付きで歌い出した。

歌:双子『ヒッタイトの純真』

『ヒッタイトの純真』

 カパタ、アリンナ、ハレブ、ハットゥサ 河になって 赤くなって♪

 ラムセス エジプト 聞かせて 薔薇ライカ!

 美人 アリンナ 双子は グラタン リュイになって シャラになって

 鉄けん よい剣 切れ味 試そうか

 開け城門〜 古代はもう 栄えてるのはー ヒッタイト!

(参考:PUFFY アジアの純真)



 司会:「楽しい歌をありがとうございます。続いて、新郎新婦の共通友人?であられます
     隔離席のラムセスさんが楽しい余興をやってくれます。さあ! どのようにして
     楽しませてくれるのでしょう!」

 司会が言い終わると、会場がフッと暗くなった。しばらくすると、入り口に一筋の光が…。
 スポットライトを浴びて、音楽に乗りながらラムセスの登場である。
 真っ赤なキャミソールドレスに、青いアイシャドーをつけての女装姿でのおでましである。
 勿論、頭には薔薇の髪飾りも忘れてはならない。


 ラムセス:「ユーリ! お前のためにこの歌をプレゼントだぜ!」

 歌:ラムセス『アナトリアの花嫁』

『アナトリアの花嫁』

 王宮 日暮れて 城門 とじたぁ〜

 古代ィ〜の世界に お嫁に行くの

 時代が違うと 心配するけれどぉ〜

 愛があるから 大丈夫なのー

 だんだん后に 昇りつめたの

 20世紀のお父さん だめだと泣いた

 歴史好きなら 泣いたりせずにィ〜

 今度は古代書 のぞいて見てねぇ〜

(参考:小柳ルミ子 「瀬戸の花嫁」)


(↑歌詞をよく覚えていなかったため、母親に瀬戸の花嫁を歌わせました・爆)


 ラムセス:「ユーリの心境を歌にしてみたぜ! どうだ!」
 
 ユーリ、ラムセスの歌にしばし感動したようである。目には涙が…。
 
 ラムセス:「続けて、この歌をプレゼントだ!」


 歌:ラムセス『ユーリといつまでも』

『ユーリといつまでも』

 二人を エジプトがぁ〜 つ〜つむこの花びら

 明日は すーばらしィ〜 薔薇の花があるだろう

 君の瞳はぁ〜 薔薇がぁ〜映りィ〜

 ムルシリ 倒すため 俺は 燃えているゥ〜♪

 今宵も薔薇の花〜 用意してあるとも

 人妻になってもぉ〜 変わらない いつまでもぉ〜♪

  <ラムセス台詞>

  幸せだなぁ ぼくぁ ユーリといるときが一番幸せなんだ
  ぼくぁ ピラミッドに入っても諦めないぞ
  いいだろう!
 
 (参考:加山雄三 君といつまでも)


 ラムセスらしいといえばラムセスらしい歌。もはや披露宴会場は飲めや歌えやの大騒ぎ。
 ラムセスがこんな歌を歌っても、誰が聞いているんだか聞いていないんだかわからない始末。
 とんでもない披露宴に発展して行った。


3.ユーリからの手紙
                   
 とんでもないことになった披露宴。それを静めるのが司会の役目であり、
また司会の腕? の見せ所である。


 司会:「皆さん、お静かに。席に着いてください! 特に隔離席のラムセスさん。
    祝い酒と言って、新郎に日本酒をぶっかけるのは止めてください」

 マイクを使って言ってみたが、騒々しさの中に声は消えていった。
 最後の手段! と思い、司会者はマイクの音量を最大にして、大きく息を吸った。


 司会:「あっ! 新郎新婦の後ろにS原先生が立ってる!」

 『シーン……』

 静まり返る披露宴会場。いくつもの視線は鋭く新郎新婦に注がれた。
 S原先生と言えば、『天は赤い河のほとり』の原作者。
テンポがよく、目の離せないストーリー、魅力ある登場人物達。続きが読みたいあまり、
少女でもないのに、『少女コミック』を買っている人は、全国に何百人いるであろうか?
このHPの管理者もその一人。やはり、少コミを買うのは少々恥ずかしいものがある。
よく考えれば、S原先生も罪な人である。
 いつもねね'S わーるどを初め、天河系のHPでは踊らされている天河キャラ達であるが、
本家本元の原作者の名前を聞いては、静かにもなる。天河キャラ達にとってS原先生は、
戦時中の天皇陛下と言っても、嘘にはならないだろう。
死ぬも生きるもS原先生の手によって決まるのだ!
(謝罪致します:S原先生m(__)m BYねね)

 司会:「なーんちゃって! 嘘でーす♪ そんなことあるわけないでしょ。
     さあ! 静かになりましたね。では、この場を清めましょう。
     披露宴最後となります。新婦ユーリさんからの両親への手紙です」

 ドレスを着たユーリはすっと立ちあがり、手に持っている手紙を広げ読み出した。

 ユーリ:「パパ、ママ。15年間育ててくれてありがとう。今日、この日をもって、
     私はヒッタイト帝国皇帝の正妃として嫁ぎます。私の嫁ぐ世界は古代。
     もう、一生会うことは出来ないと思います。こんな親不孝な私をお許し下さい。
      古代の世界に来て、ナキア皇太后に命を狙われたり、ラムセスに連れ去られたり
     人の死を目の前にしたり……。はっきり言って古代に来てから、これまでの
     道のりは楽ではありませんでした。つらいこと、悲しいこと、苦しいことで
     いっぱいでした。
      けど……、今までのことは、こうしてカイルの隣に並ぶための…、
     ヒッタイト帝国皇帝の正妃となるための…、試練だったのだと思います。
     この試練を乗り越えなければ、カイルの隣に立つ資格はなかったのだと感じています。
      そんな試練に耐えられる私を育ててくれたのが、パパとママ。
     いつも一緒に育ってきたのが、鞠枝お姉ちゃんと妹の詠美。
     私がこうして、カイルの隣にいることができるのは、
     今まで育ててくれた温かい家族のおかげです。
      古代に来て、そんな温かい家族に会いたくて会いたくて溜まりませんでした。
     20世紀の世界に還りたくて涙が出る思いでした。カイルを想う気持ちと
     家族に会いたい気持ちが、頭の中で何度も巡り回って、すごく辛かった。
     どちらを選んでも苦しいのは分かっていたから…。
      この想いをすべてカイルが受け止めてくれて、凄く幸せです。
     そんなカイルと一緒に、戦いのない平和なオリエント、築いてみせます。
     それが私の幸せにも繋がり、今まで育ててくれた家族への、
     唯一の恩返しだと思っています。
      最後に私は、時代の違う、異国の赤い大地に、骨を埋めることとなります。
     赤い土は赤い河に流れ出し、河は海につながる。海は地球の何処へでも
     つながっているから、きっと私の想いは、波に乗せて20世紀の日本にも届いてるよね。
     そう想うことしか出来ないけど、20世紀で育った15年間。忘れません。
     今まで本当にありがとう。カイルと一緒に幸せになってみせるから、心配しないでね」


 司会:「少しは清まりましたでしょうか? 以上をもちまして、沢山の皆様に見守られて、
     ヒッタイト王家、鈴木家の披露宴を終わらせて頂きます」


♪おわり


何で、古代のカイルとユーリの披露宴にユーリに家族がいるのかって?
私もそれは不思議だ…(爆)商店街の福引で、1回使いきり、ドラエもんのタイムマシーンが
当たったということにしておいて下さい。(なんだそりゃ…)
ラムちゃんの披露宴の妨害はありませんでした。ラムちゃんって、きっと披露宴に出たら
一生懸命余興やってくれそうだと思いません? そんな感じがして…。
友達の披露宴に行ってこのネタ考えついたんだけど、結婚式っていいなぁ〜と
思うけど、お金かかって大変そう。私もカイルみたいな人みつけなくっちゃ!(爆)