天河の文庫版を読んで




 まず、文庫版の最終巻16巻には篠原先生のあとがきがついています。
「コミックスで揃えたから文庫はいいや〜」というアナタも是非16巻は買いに行きましょう。
ルルル文庫からの天河外伝のチラシも篠原先生のカラーイラストで入ってます。
結構大きめです。ねねはこのチラシ、天河ファイルにファイリングしようと思ってます(笑)。
 文庫本全巻の表紙は、中近東文化センターの大村先生のお兄さんで写真家の大村次郷さんの
写真のようです。最終巻は赤くないけど赤い河ですね。

 さてさて、本編は5年前に連載が終了し、文庫版も完結してしまいました。
5年前の今頃といえば、ちょうど天河ツアーのお知らせがあった頃と同時期だったと思います。
雑誌連載が終わったのが2002年2月5日で、キックリの一日の番外編が掲載されたのが
同じ年の5月5日付近発売の号だったんだと思います。
(なんでそんなに詳しく覚えてるのかって? そりゃあねねですからね!笑)。
 天河ツアーのお知らせがあったのと、文庫の最終巻が出た時期がが偶然にも同じだったので
どうしても思い出してしまいますね〜。天河ツアーのこと。
 ヒッタイトの遺跡を巡ってカッパドキアにも行って更に篠原先生にも会えるなんて
そんな夢のようなツアー、あると思っていなかったから、ねね全身全霊全細胞で喜びました。
本当に嬉しかった。その嬉しさのあまり、バリバリはりきって、はしゃいでしまうのも
仕方がなかったかな〜と思います。今思い返しても、パワーありすぎ。自分だと思いたくない(笑)。
 
 16巻にはカッパドキア奇譚も乗ってるけど、久しぶりに読み返したら、初めてこの話読んだ
ことを思い出しました。
 カッパドキア奇譚は少女コミック1000号記念(多分1998年くらい?)の号についていた
付録の冊子だったんです。もちろん連載途中で、ユーリが日本に帰るか帰らないかのコミックスでいうと
14巻あたりだったと思います。
作中で、カッパドキアに行ったユーリをデイルが迎えに行くシーンありますよね。
連載当時はまだカイルは皇帝にはなっていなかったし、ユーリももちろん正妃なんかじゃない。
作中で「皇太子殿下がきた」というページで、デイルではなくカイルが迎えに来たものばかり
だと思ってページをめくるとあれ? ユーリがいる……と思いました。私が思っていたユーリは
デイルだったわけで、カッパドキア奇譚のお話はユーリが正妃になってからのお話だと
初めて読んだときわからなかったんです。なのでこのカッパドキア奇譚はすっごく驚きました。
このカッパドキア奇譚でカイルは皇帝になれて、ユーリも正妃の椅子に納まったと
安心してその後の連載を読んでいった記憶があります。連載中に読むのと、連載終わってから
読むのではちょっと違うかなと思いました。
ちなみに付録のカッパドキア奇譚。最終巻が出るまでコミックスに収録されなかったことから、
オークションで高額で取引されていたとか。私もよくオフ会でカッパドキア奇譚を読んでいない人の
ために冊子を持っていきました。懐かしい思い出だ。
 すっかり思い出に浸ってしまったねねでありますが、HPを作ったこともあって自分にとって天河は本当に
思い出深い作品なんだと実感します。もうすっかりセリフを暗唱できるくらい読み込んでいるから(笑)
天河を読み返して、連載当時のようなドキドキ感はないのですが、
これまでも、そしてこれからも自分の中には欠かせない作品であることは間違いないです。
天河ツアーで大はしゃぎしていた頃からは、環境もしだいに変わってきたこともあり、
頻繁な更新はできませんが、末なが〜く、続けていくことが私の目標なので
お時間のあるときに時々覗きに来て下さいませ♪
待ってます!

ねね
2007年5月15日



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