薔薇エジプト記
７〜８日目　帰国へ

【最後の朝】

　いよいよエジプトでの最後の朝を迎えてしまった。
ラムセスヒルトンでの朝バイキングも名残惜しい！　コーヒーを飲みながら、
ねねは「ラムセス」の名入りのランチマットを持ち帰ろうとしたが、
汚れていたためあえなく断念！
　その後ちょっと時間があったので、エジプトポンドを使い切るため
（国際的価値は低いので交換してもあまり意味のないお金らしい）
ホテルの売店で買い物！ここのホテルは絶対値切らないので悔しいのだが、
まゆねこはツタンカーメンチョコを購入した。すると何と薔薇の袋に入れてくれたではないか！
（この袋はねねが欲しがった）ちなみに、このチョコは空港では売ってなかったのでラムセスヒルトン
で買っておいて正解であった。（後に職場にこれを持っていったら実に大受けしてしまった笑）
　　　　

【カイロ空港】

住宅街にそびえたつ ラムセス。人が…。↑

そして迎えのバスに乗りカイロ空港へ！　途中ラムセス中央駅を通る。 その広場にメンフィスに横たわるラムセス像と対になるラムセス像が立っていた。 （�U世だが、さよなら！ラムセス） 　バスの運転手さんとお別れの挨拶をして、手続きの後空港へ！ 出発まで間があるので空港の売店へ行く。ゆっくりと茶を飲む外国人とは別に、 ここは最後まで土産を選ぶ日本人でいっぱい！　売店もそれが目当てなのか、 怪しげなる物がいっぱいあった。中に水が入ってる置物でピラミッドに降る金の砂だとか、 ネッチーがナッキーに送ったら嫌がられそうな？　胸像入りの派手派手財布とか… （しかもこれらがメイドイン・チャイナと言うのはいったい？） 　しかしＵＳドルも使えるため最後まで買い物！　 クレオパトラブランドのタバコとかお土産物はまだまだありました。

【機内で…】

　そして飛行機へ…エジプトの砂漠もこれで見納め！　寂しい(T_T)
帰りの飛行機はさすがに日本人が多かったけど、結構、国際色豊かでした。
イギリスから来て、カイロ、バンコクでトランジットして、シンガポールへ行くという
国籍不明のおじさんがねねの隣の席に座った。やめときゃいいのに、
片言英語で、ねねはこのおじさんに無理矢理話しかけ、滅茶苦茶な会話をしていた…。。
ちなみにこのおじさんは、機内サービスのウーロン茶を試して、「これは飲めない！」
と眉間にしわをよせて文句を言っていた…。（そりゃ紅茶にあれだけ砂糖とミルクを入れりゃ！）
　また、通路で２時間もおしゃべりする（しかもうるさい！）中国人に、
トイレへ入った後流さない黒人。つくづく世界は広いな！　と思いました。
　機内に乗っていた日本人の中に、「どうしてこの人達。エジプトへ行ったんだろう？」
というような金髪のイマドキ兄ちゃんもいて、隣の国籍不明のおじさんに、
「あれは日本人か？」としつこく聞かれました！　「日本人だ！」というと、
うんうんと満足気に頷いていました。金髪にしても鼻にピアスしても、
日本人ののっぺりした顔と、黄色い肌は隠せないのね……（笑）
　国籍不明のおじさんは、バンコクで降りたんだけど、マニラでトランジットしたときに、
でかいフィリピン人が乗ってきた。私達は、カイロから15時間以上乗っていてクタクタなのに、
すごくよく話しかける。（もちろん英語）名前に、職業に、住んでいる所、終いには携帯の番号まで！
携帯は持っていないと言っておきました。
　さすがはエジプト最後の最後まで疲れる…！
　機内食も相変わらず…で、あまり食べないようにしましたが、
２回目にサンドイッチが出て久しぶりだったので食べてしまいました。
（これが後にアダとなり、ねねはトイレに書けこむ…）
後はひたすら眠るのみ！　でも狭い機内では
なかなか寝られないんだ！　これが！



【そして日本へ…】

　２回のトランジットを経て帰路成田へ！　この頃になると、ねねは気分が悪くなり、
「お守り代わり」と言いながら、エジプト航空製のゲロ袋抱えてました。
（吐きはしなかったけど酔ってた）
　到着は約１５分遅れ（エジプト航空にしては立派だ！）
そしてターンテーブルでトランクが出て来るのを待つ！
もちろん「壊れている」と文句を言うため！
　しかし何ということだ！　
日本だと猫をかぶるのか、エジプトではベラベラ剥がれていたトランクのプラスチックは、
ぴったりとくっついていて文句は言えなかったのです（チッ！）
　その後両替をして空港から荷物を取りに行くため成田のホテルへ…。
既にねねは気分転倒でホテルのロビーで伸びていました。
　それから、多少復活したねねは電車で、まゆねこは車でそれぞれの家へ向かう！
　成田駅まで、まゆねこに車で送ってもらったねねは、そこから上り電車に乗って
パソコンの待つ家へ向かう。しかし、まだエジプトか恋しいのか？　
下り電車の「成田空港行き」に乗ってしまったのです。
再び空港に戻ってしまいました…。最後の最後までアホ…。
　まゆねこのほうは、あと30分で家に着くという所で、車を掘られてしまいました。
信号のないエジプトでは、事故に遭わなかったのに、何故？　信号のある日本で
事故に遭うんだ…。まあ、まゆねこ自身は無事でしたけど…。

　そして長かった？８日間の旅は終わりを告げたのです。

　【おまけ】
このあと、家に帰って、11時のテレホタイムになってから、ねねとまゆねこは
天河コミックス片手にチャットをしながら、エジプトの余韻にまだ浸っていました。
パソコン消したのは1時近く。早く寝ろ…疲れてないのか…？　と自問自答している2人でした！

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